J3 MAGAZINE (J3マガジン)

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    コラム


    新体制チェック-福島ユナイテッドFC
    ※選手名など敬称は省略させて頂きます。予めご承知ください
    新加入選手は選手名に続くカッコ内に前所属を記載しています。

    2021シーズンの概要
    戦績
    13勝6分9敗 (5位)
    得失点
    41得点32失点 (+9)
    チーム得点王
    イスマイラ(13得点)
    監督
    時崎 悠


    エースの地位を確立したFWイスマイラと樋口との絶妙な前線コンビにトカチという強力な前線に加え、若手も盛んにメンバーに台頭した福島。ライセンス問題やチーム内での新型コロナ蔓延など外的要員にも揺さぶられながら、時崎監督の見事なマネジメントもあり5位に躍進したことは昨季J3における大きなサプライズの一つとなりました。

    21-22 移籍市場
    移籍情報はこちら

    見事な手腕を見せた時崎 悠監督とがJ2栃木SCへ引き抜かれた一方で、昨季J2優勝を果たしたジュビロ磐田から服部 年宏氏を監督として、ガンバ大阪から依田 光正氏をヘッドコーチとして招聘。時崎氏とともにトカチが栃木へ移籍したほか、始動後に新たに10番をつけクラブを引っ張ることも期待された鎌田 大夢(仙台/J2)が仙台へ電撃移籍。加入面では沼津で活躍したFW高橋 潤哉(山形/J2)を獲得のほかDF大武 峻(磐田/J1)と頼もしい選手も獲得できました。

    2022シーズン 予想布陣
    新体制一覧はこちら
    福島
    ※フォーメーション、選手配置などはあくまで管理人の予想です。
    配置上の都合から選手のポジションが適正とは異なる場合もあります

    昨季福島が採用し、磐田も採用していた3-4-3の3CBシステムの可能性が高いでしょう。

    GKは昨季加入し即若いチームで柱として活躍したベテラン山本 海人を予想。大杉 啓(藤枝/J3)は藤枝を一年で退団し加入。上川 琢(早稲田大)は湘南の下部組織出身で昨季途中から特別指定選手でチームに既に加わっています。

    DFには昨季群馬へ期限付きで移籍していましたが磐田で服部監督と共に戦った大武 峻(磐田/J1)が加入。189cmという長身はこれまでになかった大きな個の力としてDFラインを支えるでしょう。昨季ゴラッソでJ初弾も決めた堂鼻 起暉は1年目から存在感を見せ自信をつけているはず。昨季攻守に大活躍の鎌田 翔雅と入れ替わりで"気持ちくん"鈴木 翔登(富山/J3)が加入。ビルドアップでの貢献にも期待です。

    鎌田 大夢の抜けたボランチは新たなポジション争いが生じているでしょう。堂鼻と共に岐阜戦でJ初ゴールも決めた大卒2年目・上畑 佑平士は守備もタフに行けるだけでなくボールの展開力も魅力。遊佐 克美は昨季加入も、出場機会は多くは得られず。ボランチで出番を窺うことになるでしょう。シャツイン姿が印象的だったルーキー柴 圭汰は昌平高の先輩・鎌田のようにプロ仕様にフィジカルを鍛え2年目はさらなる飛躍を目指します。

    やはりシャドーも激戦区。樋口 寛規は昨季はキャリアハイにも迫る9得点を記録。今季も巧みなポジショニングと得点力が期待されます。鳥取で怪我に泣いた新井 光(湘南/J1)はJ3武者修行を続行。鎌田 大夢の籍で志願し10番に変更した森 晃太は気合い十分。技術力を生かした得点シーンを量産したいところ。
    高橋 潤哉(山形/J2)は沼津で左SHを中心にプレーしましたが強靭なフィジカルを活かし前線のターゲットとしての働きにも期待。長野 星輝は昨季スタメンは2試合ながらも終盤に2戦連発。2年目のブレイクに期待です。


    2022シーズン 目標
    …上位争い

    今年も若手の多いスカッドを構築し、磐田のJ1昇格をヘッドコーチとして支えた服部氏を招聘。なんと言っても今年はJ3の舞台でいわきFCとのダービーが実現。磐田で日本最高峰のダービーを当事者として戦ってきた指揮官はこのダービーの意味を強く理解しているはず。いよいよ現実的な目標となった上位進出・J2昇格を成し遂げるために一年目から手腕を期待されます。


    新体制チェック-松本山雅FC
    ※選手名など敬称は省略させて頂きます。予めご承知ください
    新加入選手は選手名に続くカッコ内に前所属を記載しています。

    2021シーズンの概要(J2)
    戦績
    7勝13分22敗 (22位)
    得失点
    36得点71失点 (-35)
    チーム得点王
    鈴木 国友(6得点)
    監督
    柴田 峡(~19節)
    名波 浩(20節~)


    J2降格から2年目、20名を超える大幅な戦力の入れ替えを経て、前年途中から指揮した柴田 峡が監督として続投。開幕から未勝利が続き、途中に古巣復帰となるMFセルジーニョやFW伊藤 翔などを獲得するもシーズン折返しを前に柴田氏の解任に踏み切ります。前磐田監督の名波氏を招聘するも度重なる大量失点などチームの状況は上向くことなくチームの不和も噂される事態に。結果的に名波体制ではわずか3勝に終わり、2015年の大分トリニータ以来となるJ1経験クラブのJ3降格が決定してしまいました。

    21-22 移籍市場
    移籍情報はこちら

    阪野 豊史や鈴木 国友といった実力者らがJ2に"個人残留"しチームを離れた一方で、昨季の柱になった選手の多くは残留。名波 浩監督の続投も早々に決定しました。ルーキー4選手が加入し、DF三ッ田 啓希(岐阜/J3)、FW小松 蓮(山口/J2)など期限付き組が帰還したほかGKビクトル(山形/J2)DF安田 理大(千葉/J2)など実力者も補強。J3では随一の選手を抱えるスカッドになりました。

    2022シーズン 予想布陣
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    松本山雅2
    松本山雅1
    ※フォーメーション、選手配置などはあくまで管理人の予想です。
    配置上の都合から選手のポジションが適正とは異なる場合もあります

    かなり選手が多いほか、ポジションの兼ね合いからかなり頭を悩ませ、主に3-5-2のアンカーを置くシステムで想定してみました。4バックも試しているようですし選手層的にも4-4-2などを採用する可能性はありそうです。

    かなり人員過多だったGK陣は4人に。正GK候補としてはビクトル(山形/J2)が挙げられるでしょう。ルーキーの薄井 覇斗(流通経済大)が加入し、U-18から昇格して2年目となる神田 渉馬はポジション争いに挑みます。

    3CBの左で左利きを生かしたフィードなどを持つ常田 克人のポジションには左利き・長身(189cm)と似たタイプの三ッ田 啓希(岐阜/J3)が期限付き復帰。J3でシーズンを通してプレーした経験で競争を生みます。ベテラン橋内 優也もDFラインを引っ張る活躍に期待。

    アンカーにはU-18出身で昨季出場を果たした稲福 卓に期待。パウリーニョ(岡山/J2)とのダブルボランチというのも面白いかもしれませんが、アンカーを稲福に任せ一列前に出す形にしてみました。
    WB要員はかなり多くなっています。安田 理大(千葉/J2)は34歳になるベテランですが、両サイドでプレーできる柔軟性や両足から放たれる高精度のクロスはJ3では違いを生めるはず。
    ライバル長野で武者修行した山本 龍平(長野/J3)は中々主力定着とはなりませんでしたが、SBや一時CBでもプレーしました。

    トップには長身選手が揃い、両ワイドからクロスが入ってくるだけで相手には脅威になりそう。4年ぶりに復帰した小松 蓮(山口/J2)は激しいポジション争いに挑みます。ルカオは怪我がちなのが気になるところですが、フル稼働できればJ3では圧倒的な存在になりそう。

    2022シーズン 目標
    …優勝争い

    トップチームに36人もの選手を揃え、J3では個の能力でも高いレベルにある選手が在籍する松本山雅FC。資金力をみてもJ3では大きな規模であるのはもちろん、J1経験があるというクラブの格からしても優勝争い、最低でも昇格争いはノルマ。チームが一つにまとまって戦えるかが重要となります。JFL以来となる信州ダービーは他クラブのファンも必見の対戦になりそうです。


    新体制チェック-カターレ富山
    ※選手名など敬称は省略させて頂きます。予めご承知ください
    新加入選手は選手名に続くカッコ内に前所属を記載しています。

    2021シーズンの概要
    戦績
    13勝7分8敗 (4位)
    得失点
    40得点34失点 (+6)
    チーム得点王
    大野 耀平(9得点)
    監督
    石﨑 信弘


    前半戦は全員のハードワークを軸にした石﨑監督のチームは苦しい試合でも勝点を着実に重ね、首位での折返しに成功。しかし後半戦に入ると比較的固定化されたメンバーで戦うなかで相手チームからの対策や得点が決まらない状況に陥り失速。終盤には3連敗を喫するなど安定した戦いをすることができず最終的には4位フィニッシュ。一方でJ3降格後では最高位タイという上昇の兆しも見せました。

    21-22 移籍市場
    移籍情報はこちら

    左伴社長が「J2時代に匹敵する規模の人件費を充て」たという今季の編成。その成果は獲得してきた選手でも分かる変化でしょう。昨季鳴り物入りで加入したものの出場機会のなかったDF黒木 聖仁やMF大﨑 淳矢やNo.10花井 聖らが退団した一方でMFアルトゥール シルバ(FC東京/J1)やFW川西 翔太(岐阜/J3)など大物を獲得。さらに外国籍FWの獲得を予告するなど今季の昇格に懸ける思いを感じる移籍市場になりました。

    2022シーズン 予想布陣
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    富山
    ※フォーメーション、選手配置などはあくまで管理人の予想です。
    配置上の都合から選手のポジションが適正とは異なる場合もあります

    GKは昨季加入した大ベテラン西部 洋平が今季も現役続行。期限付き加入の山田 元気(山口/J2)は即戦力候補。ルーキー平尾 駿輝(履正社高)の加入も。大卒4年目となる齋藤 和希は西部の離脱中数試合に出場したのみだった昨季から出場機会を伸ばせるでしょうか。

    DFラインには福島から鎌田 翔雅(福島/J3)が加入。左伴 繁雄社長とは湘南と清水でも共闘。昨夏加入しながら怪我で出遅れたものの、190cmの長身CB鹿山 拓真(長崎/J2)は高さだけでなく繋ぐ技術も持ち合わせた選手です。柳下 大樹、濱 大耀と長期離脱の選手がいるので上手くメンバーをやりくりしたいところです。

    攻撃面での力は証明済みのアンカー末木 裕也は守備力を高めポジションを確固たるものにできるか。守備面では期限付きで加入したアルトゥール・シルバ(FC東京/J1)にかかる期待。本来のコンディションであればJ3では納まらないレベルのプレーが見られるかもしれません。
    セレッソ大阪U-23でJ3は経験済みの大山 武蔵(FC大阪/JFL)は病を克服し、JFLを経て再びJの舞台へ。サイドを突破し得点機を生み出せるでしょうか。2列目には昨季のJ3得点王・川西 翔太(岐阜/J3)とアシスト王・椎名 伸志を予想。川西は個人的にトップよりシャドーなどのポジションで見てみたいです。昨季は終盤にドリブルで違いを見せた松岡 大智も出場機会を伸ばしたいところ。

    昨季は攻守にハードワークを見せた新10番のマテウス・レイリアをいかにチームにはめるかは重要になりそう。新体制発表会の「?」で話題の新外国籍選手が点取り屋だとすれば、マテウスにはその献身性も活かした役割を期待してもいいかもしれません。

    2022シーズン 目標
    …昇格~優勝争い

    過去最高難度となるであろう今年のJ2昇格戦線。今冬のJ3の移籍市場でも主役の一つとなった富山はもちろん、昨季4位という結果を考慮しても昇格・優勝を争う有力候補の一角となるでしょう。昨季の主力メンバーに加えて若手選手や新加入選手が台頭し、石﨑監督の求めるサッカーを完成に近づけることができれば、左伴社長も並々ならぬ思いを注ぐ「J2復帰」も自ずと見えてくるでしょう。


    新体制チェック-アスルクラロ沼津
    ※選手名など敬称は省略させて頂きます。予めご承知ください
    新加入選手は選手名に続くカッコ内に前所属を記載しています。

    2021シーズンの概要
    戦績
    7勝6分15敗 (14位)
    得失点
    32得点44失点 (-12)
    チーム得点王
    渡邉 りょう(7得点)
    監督
    今井 雅隆


    シーズン序盤から苦しい戦いが続き、勝利が続かずに下位グループでの争いを強いられます。特に複数失点を喫する試合も多く失点数はリーグワースト2位タイとなる44失点となりました。
    今井体制2年目は前年からの継続路線。山形から期限付きで加入したFW高橋 潤哉やサイドのダイナモMF染矢 一樹らの奮闘がありましたが、ルーキーの台頭は限定的に。一方で濱 託巳や徳永 晃太郎など、若手から中堅枠にさしかかる選手が成長してきたのはチームとしても好ポイントでした。

    21-22 移籍市場
    移籍情報はこちら

    今井監督の続投が遅れて発表され、前讃岐監督の望月 一仁氏の強化部長就任などが発表。
    DF徳武 正之やFW今村 優介らが退団した一方、昨夏に水戸より期限付きで加入したFWブラウンノア賢信(水戸/J2)が完全移籍に移行。業務提携を結んだサイゴンFCよりベトナム籍2選手の加入が内定したほか、有望株MF遠山 悠希(京都U-18)を獲得しました。加入は若手選手中心となっています。

    2022シーズン 予想布陣
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    沼津
    ※フォーメーション、選手配置などはあくまで管理人の予想です。
    配置上の都合から選手のポジションが適正とは異なる場合もあります

    昨季山形から加入したユース時代の教え子でもある大友は山形へ復帰するなど昨季からの継続は野村 政孝のみに。経験値は一番のベテランはGKチームを引っ張る役割もあります。三井 大輝(名古屋/J1)はそんな野村がプロキャリアをスタートさせた名古屋から期限付きで加入。成長して復帰を目指します。武者 大夢(岩手/J2)は岩手を大卒一年で退団した後加入。

    東京Vから期限付きで加入した2年間はSBで多くの時間を主力として過ごした安在 達弥(東京V/J2)が完全移籍で加入。左の大迫 暁と共に両SBの主力確保には成功しています。昨季は負傷離脱などでやり繰りに苦労したSBには大卒ルーキーの前川 智敬(国士舘大)らを加えています。濱 託巳はそんな中で一時ボランチも務め大きく成長しました。
    長身CB井上 航希はチャンスを掴み出場を果たしましたが、守備面でまだ成長の余地をみせました。いわきFCなど下部リーグでプレーしJ初挑戦となるDF附木 雄也(FC大阪)は184cmと上背のある左利きCBで、守備の要・藤嵜 智貴とは国士舘大学の同期。コンビでの出場にも期待です。

    ボランチは若手の多いチームでチームを引っ張る菅井 拓也。鬼島 和希はルーキーイヤーは10試合に出場。特徴の守備力に加え攻撃への関与も高め出場機会を伸ばしたい選手です。遠山 悠希(京都U-18)は世代別代表歴もある将来性豊かな選手。DF井上は京都U-18の先輩です。

    1トップにはエースFW渡邉 りょう。他クラブからの関心もあったかもしれませんが、今年も沼津でプレーします。今年は自身でも初の二桁ゴールに期待。完全移籍に移行したブラウンノア 賢信(水戸/J2)や昨季は大怪我に泣いた長身FWハディ ファイヤッドなども沼津でのプレーを続行。


    2022シーズン 目標
    …トップハーフ入り

    「スタジアムの設備不足によりJリーグ退会の危機に瀕している」という、大きな外的要因にも頭を悩ませる沼津。なんとかJリーグの舞台で戦いを続けて欲しいです。ピッチ上では、エース渡邉が無事残留。補強面で多くは望めないクラブ規模ながら大卒ルーキーやJユースから有望株を獲得。スタメンに台頭する若手選手が毎年いますし、若い選手も中心となって結果でも盛り上げていって欲しいと思います。今井体制3年目でもあるので、ある程度内容も求められるシーズンになるでしょう。


    2021シーズンの概要
    戦績
    8勝12分8敗 (9位)
    得失点
    35得点28失点 (+7)
    チーム得点王
    三田 尚希(9得点)
    監督
    横山 雄次(~24節)
    吉澤 英生(25節~)


    前年に味わった悔しさを晴らすべく昇格を目指した2021年。序盤から勝ちきれない試合が続く中で少しずつ勝点を拾っていた中で、天皇杯でJ1王者川崎フロンターレを相手に熱戦を披露。リーグ戦にそのメンバーが台頭し、チームの成績も大きく改善。しかし昨季の夏季中断期間が良い方向へ作用しなかったか後半戦は再び得点を取れない試合が続き、浮上のきっかけを手にできないまま9位に沈んでシーズンを終えました。

    21-22移籍市場
    移籍情報はこちら

    DFリーダーとして活躍してきたDF広瀬 健太が鹿児島へ、天皇杯川崎戦から主力に定着したGK田中 謙吾がいわきFCと同カテゴリへ完全移籍。FW金園 英学は現役引退を選びました。
    長野県出身で、市立長野高を経て拓殖大に加入したMF山中 麗央が故郷に凱旋。昨季も特別指定でチームに加わったMF高橋 耕平(札幌大学)、同志社大よりDF敷田 唯と大卒3選手が加入しました。
    新監督にはY.S.C.C.を初のJ3 1桁順位へ押し上げたシュタルフ悠紀氏を招聘。同時に、教え子のDF池ヶ谷 颯斗、船橋 勇真、MF佐藤 祐太をY.S.C.C.横浜から完全移籍、FW宮本拓弥を藤枝から期限付きで獲得。

    2022シーズン 予想布陣
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    長野
    ※フォーメーション、選手配置などはあくまで管理人の予想です。
    配置上の都合から選手のポジションが適正とは異なる場合もあります

    GKはベテランの田中が移籍したことで若手が揃いました。昨季開幕スタメンを勝ち取り大卒ルーキーGKとしては多くの出場機会を得た矢田貝 壮貴を主力としましたが、昨季鳥栖から期限付きで加入し、そのまま完全移籍で残留した金 珉浩(鳥栖/J1)も1試合の出場ながら現代型のGKらしいプレーを見せました。2年間福井へ武者修行していたリュウ ヌグラハ(福井/北信越L)も帰還。

    Y.S.C.C.時代は相手に合わせ3バックと4バックのフォーメーションを併用したシュタルフ監督。池ヶ谷 颯斗(Y.S.C.C.横浜)はシュタルフイズムを長野に体現したいところ。昨季成長をみせた喜岡 佳太は対人の強さが持ち味ですが、ビルドアップ能力の向上が今季のサッカーでは求められそう。その点で左足でビルドアップができる杉井 颯(鳥取/J3)は3CBの左などで重宝される可能性も。
    右WBにはシュタルフ・チルドレンの船橋 勇真(YS横浜/J3)を予想。フィジカルと運動量に優れ、両サイドを務める器用さもあります。個人昇格も予想された中で長野に加入しました。

    チャンスを活かしてポジションを掴み、チームの舵取り役としても活躍した住永 翔はこのポジションで今年も輝けるか。インサイドハーフには佐藤 祐太(YS横浜/J3)と東 浩史を予想。ベテランですが新たなサッカーに順応しポジションを掴みたいところです。藤森 亮志は終盤に出場機会を得て突破力を発揮。地元出身選手としても活躍する姿を見せたいでしょう。

    FW山本 大貴(岡山/J2)は過去にはライバル松本でも活躍。背後への抜け出しやヘディングが特徴でゴール量産を目指したい。同ポジションには監督の教え子でもある宮本 拓弥(藤枝/J3)も控え、ポジション争いは激しいでしょう。

    2022シーズン 目標
    …上位~昇格争い

    昨季途中で横山体制が終わり、今季は若く野心あふれるシュタルフ監督を招聘。やや停滞ぎみにも映るチームの雰囲気を打破し、いよいよ悲願のJ2を見据えた戦いを始めたいところです。
    新たなサッカーの浸透次第でもありますが、既存の選手に加え監督のサッカーを知る選手や大卒ルーキーなど戦力を着実に補強。昇格争いを窺うには十分の戦力を揃えました。リーグ戦ではJFL以来となる信州ダービーにも注目しましょう。

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