●Jのある日常が帰ってくる
J1,J2の第1節の終了時点から開催延期が続いているJリーグがようやく帰ってくることが決まりました。開幕すらしていなかったJ3のファン・サポーターにとっては本当に待ち長かったと思いますし、例年より長いオフでどれだけチームが仕上がっているのかという期待に胸を膨らませているはずです。
●J3 第1節のカード一覧
いずれの試合も「リモートマッチ」になります。
６月２７日（土）
15:00 K.O.
いわてグルージャ盛岡 - ブラウブリッツ秋田 (いわスタ)
実況:廣田 裕司
福島ユナイテッドFC - ヴァンラーレ八戸 (とうスタ)
実況:平畠 啓史
16:00 K.O.
アスルクラロ沼津 - 藤枝MYFC (愛鷹)
実況:伊藤 圭介
17:00 K.O.
SC相模原 - Y.S.C.C.横浜 (ギオンス)
実況:中村 義昭
18:00 K.O.
FC岐阜 - FC今治 (長良川)
実況:堂野 浩久
ロアッソ熊本 - 鹿児島ユナイテッドFC (えがおS)
実況:福田 浩一
セレッソ大阪U-23 - ガイナーレ鳥取 (ヤンマー)
実況:北本 誠
６月２８日(日)
18:30 K.O.
カターレ富山 - AC長野パルセイロ (富山)
19:00 K.O.
カマタマーレ讃岐 - ガンバ大阪U-23 (ピカスタ)
●Jサポ注目カード
ここでは、特にJ3のクラブで推しは無いというJサポの方にもおすすめしたい対戦カードをピックアップして紹介します。
ロアッソ熊本 - 鹿児島ユナイテッドFC (27日18時K.O.)
…昨季はクラブ初のJ3となってしまった熊本だったが、前半戦は昇格圏を維持するも後半戦で波に乗れず5位に甘んじ、1年でのJ2復帰を逃した。対して鹿児島はクラブ初のJ2、5連敗を3度喫するなど「J2の洗礼」を存分に味わった。結果的に21位で1年でのJ3降格となったが、勝ち点40での降格は現行体制で最高であり、確かな爪痕も残した。
両クラブともJ2に復帰するべくオフに着実な補強を実施。熊本はFC岐阜から経験豊富な大木 武監督を招聘、昨季の陣容をベースにルーキーを7人、さらに前線には昨季のJ3で結果を残したFW谷口(←岩手)、浅川(←YS横浜)を補強。昨季大卒ルーキーながら11得点を挙げた北村も在籍し、攻撃陣の得点力は屈指と言える。昨季のベースを引き続ける中盤も安定しており上位を狙える陣容と言えるが、SBの層が薄いとみられる点が不安材料か。
対してJ3屈指のSBの層の厚さを持つのが鹿児島。左SB砂森は昨季J2で5アシスト、一昨季は沼津で13アシストを挙げたクロスの名手。新加入のFW馬場との"元讃岐コンビ"でゴールを陥れるか。昨季得点源となったFW韓(→栃木)や守護神アン(→C大阪)らがクラブを離れたが、中盤は昨季主力が残留。徳島(←浦和)から加入した井澤や明治大卒ルーキー中村健人ら若手も開幕スタメンを虎視眈々と狙う。最前線に加入したFWジョン・ガブリエルらのフィット次第で得点を量産するポテンシャルを秘める。
九州の隣県ダービーである本対戦は同時にJ2昇格の直接のライバルになるだろう。開幕節から熱い戦いが期待される。
その他の対戦カードの注目ポイントは別記事にて掲載します。
